アロマトピア誌86号
結腸洗淨(Colon Hydrotherapy)
フリーテーマアーティクル

アロマトピア誌86号
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我がクリニック、バランス·ザ·クリニック(BalanceTheClinic)は、結腸洗浄(ColonHydrotherapyorColonicIrrigation)のトリートメントが出来ることで、多くの方に知られております。結腸洗浄は、安全、かつ効果的なトリートメントで、ぬるま湯で結腸を優しくリンスすることで、宿便、ガス、粘液を外へ流し出す手助けをします。この作用により、大腸が身体に重要な栄養素をより簡単に吸収することが出来るようになり、元気回復、より健康を感じることが出来ます。
通常、健康な人であれば、体内で食物を消化するのに費やす時間は、18~24時間内であると言われていますが、医療調査によると、ここ英国では、男性の身体は60時間、女性の身体は70時間もかけて食物を消化しているとのことです。
大腸は、直径約5~6フィート(約152.4cm~182.88cm)の長さ、約1インチ(約2.54cm)の幅をしています。腸(bowel)は、2方向からなり、消化した食物から栄養分や水分を吸収し、送られてきた身体内の古くなった細胞、組織、そして老廃物を外へ排出する器官です。
いわゆる大腸は、身体の投げ捨てまたは、汚水システムです。腸に流れてきた毒素が排除されないと、自己中毒症を引き起こします。これは、老廃物が再び血流に吸収され、再分配し直すからです。そして、毒素は身体内を自由に巡回し、ある器官や身体内の他の場所に蓄積し、破壊的行為を引き起こすからです。
何年もこの状態が続き、不規則な食事、即席食品やいわゆるジャンクフードを食べ続け、ストレスの多い生活の下で、我々の身体は毒素に圧倒されてしまいます。必然的に、これはある疾患(アレルギー症状、関節炎、代謝やホルモンのアンバランス、クローン病、便秘症、寄生体、カンジタ症等)を引き起こします。我々の身体は、空気中の汚染物や、食物、産業品、美容製品や掃除用品に含まれた化学薬品を排除するようには、デザインされていないのです。
いわゆる西欧人の生活習慣、ストレスの多い生活、アルコール飲用、タバコの喫煙、まれな運動、ファーストフードといったものは、身体がうまく対応することが出来ないのです。
便秘症、胃腸内のガス、膨張感、胸やけ、悪臭のある息、鼻づまり、アレルギー、皮膚病、疲労感、イライラ、筋肉や関節の痛み、抑鬱症、甘党(砂糖を欲しがる)、もの忘れが酷い等。
便秘症、下痢症、大腸の不調(弛緩症)、埋伏症または自己中毒症(腸の働きが弱いため)、対麻痺または四肢麻痺症のための腸の訓練、大腸診断のための準備(バリウム、浣腸、字結腸鏡、結腸内視術)、手術前または手術後等。
結腸洗浄のトリートメントにより、大腸から毒素のある老廃物を取り除くことが出来ます。大腸を弱め、大腸の機能障害を起こすといわれている、長い間溜まっていた宿便さえも優しく取り除くことが出来るのです。宿便が長い間そのままにされておくと、腺が必要不可欠な腸内細菌叢を産出することが不可能となり、結果的に便秘を引き起こします。大腸を洗浄することで、病因となる有機体を抑制し、身体の酸度、アルカリ度のバランスを整え、友好的バクテリアが繁栄されるのです。徐々にぬるま湯を繰り返し大腸に流し入れ、外へ出す作用が、蠕動(筋肉の収縮)を引き起こし、大腸が不要な物質を外へ出す手助けをします。そして、このような有害なバクテリアの取り除かれた健康的環境で、健康なバクテリアが繁栄されるのです。浣腸剤との違いは、浣腸剤は、直腸(大腸の最後の約8~12インチ、約20.32cm~30.48cm)の部分を空にするのに利用され、結腸洗浄の方がより毒物を取り除くことが出来ます。身体のどの組織や器官の反射点が、リフレクソロジーのように、大腸にもあります。結腸洗浄の方法は、これらの反射点を刺激する効果があります。その為、エネルギーの上昇、血流の向上、皮膚や目をきれいにする効果、明快な精神、体重を標準に戻す効果、膨張や腹部の重たい感から開放され、消化器官の向上を図ることが出来ます。また、免疫システムの向上、リンパ腺の流れの向上にも役立ちます。更に、結腸洗浄をすることで、大腸の筋肉を正常な状態に戻し、大腸の形をも整えることが出来ます。
結腸洗浄のトリートメントを受診する際、トリートメントの24時間前から軽食を心がけ、アルコールや、炭酸飲料を避けることが勧められます。まずトリートメントルームに入り、下半身は裸になり、使い捨ての後ろ空きのガウンに着替えるように言われます。セラピストが直腸に、優しく、特別に衛生的なスペキュラムを挿入した後、膝を上に曲げベッドに上向きになります。何倍にも濾過され、極端に青紫色の光をもった殺菌された装置で、水管を通してきれいな水を大腸へ送り込みます。そして、この流体が大腸から排出管に余分な硬い便、物質、ガス、粘液等を流し出します。その間、セラピストは腹部を優しくマッサージすることで排出の手助けをします。トリートメントの経験は、人それぞれですが、直腸にかなりの量の液体や老廃物が排出される間、大腸が突然収縮することがあります。これは、筋肉の痙攣が起きたような感、またはガスが溜まった感を引き起こしたり、緊急にトイレに駆け込みたい気分を引き起こしたりします。しかし、パイプが排泄物の処理をしてくれることを考えると、焦る必要はないのです。これらのエビソードは良く聞かれますが、それ程長時間も続くものでもなく、容易に耐えられるものです。また、経験豊富のセラピストが不快感を取り除いてくれるでしょう。
トリートメント終了後、多くの人が身体の軽量感、清潔感を得、満足感を味わうことが出来ます。トリートメント後も、予定通りに活発な一日を過ごすことが出来ます。
一回のトリートメントで全ての老廃物を取り除くことは、不可能に相応しいでしょう。ほとんどのクライアントのケースが、大腸に老廃物がしっかりと宿っているからです。しかしながら、多くの人が初回のトリートメント後、身体の状態に、より敏感となり、体内の不調をすぐに感じ取れる傾向にあります。その人の状態にもよりますが、一般的に、全3~6回のトリートメントをお勧めし、初回から3~4週間以内に2回目のトリートメントを受け、状態によって次回からのトリートメントの間隔を決めます。最終的には、結腸洗浄に頼らなくても本人の身体自信が、老廃物を排出出来るように習慣付けなければなりません。結腸洗浄のトリートメントを受けることが癖になってしまう、いわゆる常に蓄積された老廃物、ガス、毒素を装置によって取り除いては、大腸自体が回復出来ず、逆に異常をもたらしてしまいます。

また、トリートメントを受ける際に重要なことは、日常の食生活です。身体がある食物に異常反応(アレルギー反応)を起こし、腹部を膨張させることや、消化器系に異常をもたらすことが多々あります。セラピストは、初回のコンサルテーションで、日常の健康的ダイエットのアドバイスもしてくれるでしょう。また、ミネラルウォーターを一日に最低1.5リットル飲むことを心がけなくてはなりません。その他、ハーブティーやオーガニックの生ジュースを飲むことが勧められるでしよう。そして、プロバイオテイック·フォーミュラーを飲むことで、大腸に友好的バクテリアを補うことが勧められます。

バランス·ザ·クリニックでは、その人に沿った解毒プランを行っています。ときには、水分だけを取り入れ断食をするプランもあります。解毒ートメントを受けることは効果があることだと思われます。また、セラピストからどのような手順でやったら良いのかアドバイスを受けられることも利点であると思います。バーナード·ジェンセン博士(Dr.BernardJensen)によると、「身体のどの組織も腸器官から供給される血液により、栄養を得られる。腸が汚れてしまうと、血液も汚れてしまい、器官や組織まで汚染されてしまうのである。効果的ヒーリングを試みるのなら、まず腸器官を正常に戻すことが必要である」と謳っています。これから、結腸洗浄をすることがいかに効果的であるのかが分かります。
また、解毒プランに伴うトリートメントのプランとして、結腸洗浄のトリートメントに合わせて、マニュアル·リンファティック·ドレナージのトリートメントやリフレクソロジーを受診する方が多くいられます。実際に、マニュアル·リンファティック·ドレナージやリフレクソロジーを取り入れた時と取り入れなかったときとの効果の違いを感じるクライアントが少なくありません。その他、ヴァイブロトーン、アイオニサーミ、ディープティシューマッサージ、レメディアルマッサージ、アロマセラピー、鍼灸、ユニバーサル·コントア·ラップのトリートメント等と併用することが考えられます。
このトリートメントはリンパ腺の流れを刺激するのにとても優しく、効果的であると言えます。とてもリズミカルでリラックスするマッサージです。身体の余分な水分、いわゆるむくみを取り除き、リンパ節の障害や取り除いた手術後の浮腫の治療にも効果があります。また、同時に組織から毒素を取り除く手助けをし、免疫システムを向上させることが出来ます。
毒素の蓄積、浮腫、むくみ(足首、脚、目、腹部の膨張等)、腺熱、慢性疲労、便秘症や消化器官の障害、ホルモンのアンバランス(産前、産後、経期等)、セルライトの治療、体重の正常化、月経前症候群、ストレス、不安、緊張感、片頭痛、副鼻腔炎、花粉症、手術前、手術後の状態(癌、美容外科)、リンパ節の摘出後、またはリンパ腺の障害、美容のトリートメントの一環として、目のむくみや皮膚の老化現象の防止に効果があるトリートメントです。
リンパ腺は血液と同様、毒素が溜まってしまうと身体に必要な栄養素を吸収することが出来なくなり、自己中毒症を起こさざるを得ません。これは、免疫低下をも引き起こしてしまいます。また、リンパ腺の低下の第一の原因は、日常のストレス、食生活であるといっても過言ではありません。その為、マニュアル·リンファティック·ドレナージのトリートメントの人気があるのが分かる気がします。
私も数回、それぞれ別のセラピストから結腸洗浄のトリートメントを受診する機会が与えられましたが、同様の結腸洗浄の装置をどのセラピストも使用しているのに、受診後の身体の反応の違いの大きさに少々驚いたものです。セラピストとの相性もおそらくあると思いますが、やはりセラピストの持つ直観というもの、腹部のマッサージ方法の違い、腹部以外に必要な部分、例えば腰部の筋肉の緊張をほぐす、足部の反射点のマッサージをする等、セラピストのトリートメント方法によって大差がでるものだと思われます。もちろん、私のその時の身体の状態もその都度違ったということは考えられるでしょう。一番結果が良かったときは、次の日に皮膚にツルツル感が出たのを覚えています。
私は、リンパ腺やリフレクソロジー等の担当ですが、やはり自分の直観を大切にしています。大都市に住むということは、物凄いストレスのあることで、多くの人が、首、肩、腰の筋肉のこりに悩まされているため、それを取り除くマッサージを併用する場合が多々あります。特にリンパ腺の治療はとても微妙なもので、すぐに効果が見えるものではありませんが、結果が目に見えて分かると自分の自信にもつながり、そのプラス思考が相手にも伝わり、以前よりもクライアントが2倍も3倍も増えたことに気付きます。また、クリニックのトリートメントに加え、ホームケアのアドバイスも行うようにしています。ただし、ホームケアが余り重荷になって、返ってストレスが溜まらないように心がけています。
日本で結腸洗浄のトリートメントのことを、以前に聞いたことがありませんが、米国、欧米、タイでは多くの方に知られております。どのトリートメントもそうですが、結腸洗浄の批評は賛否両論です。私個人的には、一度試す価値は充分にあるかと思われます。
