Creabeaux
ロンドンにあるヘルススパでの衛生、安全管理
特集快適サロンづくりのための衛生対策

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特集快適サロンづくりのための衛生対策

ロンドンには数知れずたくさんのヘルススパ、ヘルスクラブ、そしてビューティクリニックがあります。これらの施設には、トリートメントルームを併設しているところがほとんどです。ここ数年間に、そういったトリートメントルームを併設する新施設が何軒もオープンしているのが目立ち、まだまだ需要が増えているようです。そのため、業界内の競争もだんだんと厳しくなってきました。各会社は競争相手に対抗する武器を見つけるため、常に最先端のトリートメントを取り入れたり、キャンペーンを実施したりと試行錯誤を繰り返しています。クライアント側は選択の場が広まったので、清潔で様々な設備がある施設の利用を求めて色々と試す機会が増えてきました。新施設のオープンと試す機会が増えてきました。新施設のオープンまたセラピスト側にも利点であり、快適なトリートメントルームで仕事ができるということは、トリートメントの質の向上につながります。仕事の場が増えたという点も見逃せません。
このように、快適かつ安全に施設を利用することができるのは、Health and Safety Policy/(衛生、安全管理法)というガイドラインが法律で定められているからなのです。各施設が規制どおりに運営されているか、定期的に係員が点検に訪れます。英国は地区ごとに多少法規制の厳重さが異なり、特に、ロンドンのウエストミンスター地区に所属する施設は、セラピストのライセンス登録を実施しているなど、他の地区よりも厳しいように思われます。私の勤めるヘルススパ「TheSanctuaryDaySpa(サンクチュアリー)」もこのウエストミンスター地区に所属しています。今回は、サンクチュアリーにおける衛生、安全管理についてご紹介したいと思います。
約3年前の入社当時に比べて、ここ1年半の間に衛生、安全管理法のガイドラインが非常に明確化してきているように思われます。ガイドラインはスタッフルームに掲示されている他、各スタッフには紙面で配られます。他のスパ等では、ただ壁にガイドラインを表示するところが多いようです。特に安全管理に関しては、‘FireWalk、と題して、各非常口の確認をするヘルススパ内のツアーを全スタッフに義務づけています。これは、火災が生じた時に素早くスムーズにクライアントを誘導するためのものです。他のスパ等に比べて収容数も非常に多く施設内は迷路のようにとても広いので、このような工夫をこらしているかと思います。それでは、実際にガイドラインの内容をご紹介します。

この衛生、安全管理法はサンクチュアリーとスタッフそしてクライアント間のコミットメントです。
各部門のマネージャーやスーパーバイザーがスタッフの教育を促し、法規制の一定基準に達するために、定期的に監督、検査することが義務付けられています。
基本的な項目としては、
さらに、具体的な例が掲げられています。
滑り、つまずき、落下は仕事場で生じる主要な事故で、時には重傷を負うこともあります。ハウスキーピングを怠ると、火災を引き起こす要因となるばかりでなく、火災を広める原因にもなります。また、ゲストにも悪印象です。
不潔物、化学品、オイルなどの接触は、気分を害し皮膚炎を起こす危惧が生じます。これらはゲストにも不快感を与えます。
腰痛は仕事に支障を来します。時間の短縮と思って、無理な運搬は避けること。
どの製品にもCOSHH評価(危険度評価)がなされ、記録してあること。取り扱う前に内容をしっかり把握すること。

電気は感電、火災そして爆発を起こし、時には死に到ることがあります。会社側は電気器具が安全な場所に設置されているかを明確にする使命にあります。各部門のマネージャーは、プラグ、ソケット、線または機器を定期的に目で見て確認する義務があります。
VDUの画面やキーボードの取り扱いをする前に正しい位置にあるかを確認します。
以上のように項目は基本的なことですが、実際には忘れがちになります。
常に衛生で安全な環境を保つためには、チームワークが重要なカギとなります。私たちのスパにはライフガードが事故の処置に素早く対応してくれています。各部門でも定期的なミーティングで問題点を話し合ったり、クライアントからのアンケートをそっせんして行ったり、改善を心がけています。今年7月に部分改装が始まります。ますます快適なスパへと変身する日がとても楽しみです。
